Riding Solo

山と坂がどちらかと言えば好きな側の自転車乗りによる長文書き殴り場所

2024年冬の記

先週土曜は2月最後のロングライド。

元々祝日の23日に知り合いと西伊豆を走る予定だったけど、悪天候で延期。

コースを引いてくれた知り合い(FTP5倍ロングライダーおじさん)が「自分は他の予定があるから無理だけど24日走るつもりなら使っていいですよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて一人で小田原を出発。

小田原から熱海峠までは平地なルートもあったけど、調子に乗って箱根旧道に突撃。前日そっち方面は雨天どころか雪だったはずだけど、箱根は観光地力のおかげで除雪が爆速らしいってTwitter (X)で見たしいけるんじゃない?

除雪が早いという情報は間違っていなかった。東海道線小田原駅に着く時に見えた白い山に入ると、凍結箇所も雪が固まっている箇所も全くないただのウェット路面。少し視線を上げると、オンロードタイヤがついた乗り物で通っているのが信じられない銀世界。

想定外だったのは、上からも下からも雨天走行レベルの雪解け水。箱根側とは違って下界に降りるため通過した十国峠側は車道にもしっかり目に雪が残っていたのもあり、ダウンヒル一本基調になる頃には膝から下が完全に水没していた。一番ディスクブレーキの恩恵を感じるコンディション。

伊豆は土地勘がなくて峠の気温感が分からないけど、今の時期に足元が浸水した状態で長いダウンヒルをこれ以上味わいたくない。熱海側に方向転換して、平地基調の道で撤退を選んだ。

そもそも前日夜になって「明日この距離・獲得標高を一人で走るのか……」ってウダウダし始めたせいで当日のスタートが遅くなったから、この日はなんかもうそういう日。

平地基調のルートといっても、箱根補正に加えて以前も通ったことがある伊豆山やら二宮〜大磯周辺のトレーニング向けコースやらをつまみ食いしてたら、ちゃっかり合計2,600mくらいは登ってた。神奈川県東部に留まってたら坂リピートでもしないと届かない獲得標高。

 

昨シーズンは11月半ばの日産エンデューロを最後にオフ入り。自分の月間走行時間だと効果があるかギリギリのラインだけど、ポラライズドトレーニングっぽいことをやってみることにした。

実走は出来るだけGarmin先生にベース判定をもらえる程度の強度に抑える。週一程度、気が向いたら開くZwift11月までとりあえず無印Carson (だってSST short普通につらいからシーズン中の気合いがないとやる気出ないんだもん)12月以降はほぼStep by Step

……まあ、年末年始直前に新車が来てからは、楽しくてつい1ヶ月近く実走中心になっちゃったんだけど。

末弟グレードとは言え泣く子も黙るターマックの最新モデルなのに、乗り手がちょうどオフシーズンに入ってしまったせいで強度上げたら負けのベース強度ライドばかりさせられてて可哀想。

 

12月は箱根デビューしたり、多分箱根が遠因で胃腸炎になって週末潰したり、年末には最近よく一緒に走るもう一人の知り合い(謎脚質のシクロクロスE2お兄さん)アッシーとして都民の森に付き合わせたり。

1月はFTP5倍おじさん&シクロクロスE2お兄さんに連れられて伊豆イチデビューしたり、箱根リベンジしたり(今度は体調崩さなかった)和田峠ダウンヒルElite Fly Texボトルが何の前触れもなく割れたり。

2月は……

雪を堪能できたのは楽しかったな!!

 

あと、平日3回は確保してる朝練時間のうち、1回はランニングに割いた。ただでさえギリギリなサドルに乗ってる時間は若干減るけど、ベース強度の運動効果を短時間で稼ぐには悪くないでしょうという魂胆。ランは今すぐ自転車で速く走るためのトレーニングとしてはあまり期待してない一方、身体自体を強くしてくれるのは間違いないから、回り回ってより強い自転車乗りに近づけてくれると信じてる。

2月半ばにはGarminのトレーニング強度分布で「お前無酸素と低強度有酸素しかやってないじゃん」と怒られるようになったから、強度配分は成功?

 

23ヶ月ポラライズドっぽい強度配分で走った結果が出たか、vo2 maxの推移でも見てみましょうか。

一回上がったはいいけどまた下がっとるやないかい。

12月後半からいきなり跳ね上がったのは、ターマックSRAM RIVALクランクについてるパワーメーターが710%くらい盛ってくるファッキンハッピーメーターなせい。それにしてはデータソースが異なるインドアトレーナーで記録する時でも12月序盤よりちょっと上がってるヤッタ〜〜とか思ってたのに直近の1週間くらいどうしたの???

花粉症が本気を出してきたのが関わってるんじゃないかと期待してるけど、もちろん単にトレーニング失敗した可能性もありますね。まあドンマイ。ちょっと下がった程度なら上げればいいだけ。

インドアトレーニング用FTP(ハッピーメーターによる実走の推測値よりは実力に近い)の方は、先週ramp testで測ったら前回の12月頭より若干上がってた。もっとも体重が1月後半〜2月で高止まりなので、PWRだとほぼ変わってない。もう下がってないだけヨシ。

 

初戦の前からちょっと虚しいオフトレ結果で締めるのも何なので、気分を上げるためにこの冬買って良かった物について語らせてください。

SUNVOLT レディースサーモベスト

12月頃は走る時間帯の気温が下は5℃未満なのに最高気温10℃を優に超える日が多くて、冬用ジャケットでは暑いけどウィンドブレーカーを持っていくのは億劫なことが多かった。薄手の裏起毛長袖ジャージ一枚で、極力脱ぎ着する必要なく走れる場面を増やしたくて購入。今気に入ってるGobikの似たような製品も検討したけど、Xmasはジッパーが一方向だしEminentは高いから、安心安定・ちょうどホリデークーポンが出てたサンボルトにした。その後ディスカウントセールの対象になったけど泣いてないですよ、自分の体格だとサイズ的に在庫との戦いだし。

効果は期待通り。前を閉じれば薄手の冬用ジャケット1枚並みに暖かいのに、登りや暑くなってきたら前を全開にすれば気にならない。長袖ジャージはもちろん、氷点下に入る時間帯走る時はこの冬導入したジャケット(Assos UMA GT winter evo)に足すと心強さが増す。シンプルな薄手の中綿ジレだから、輪行等で動けない時間が多めな時も暖かさの恩恵を受けられてありがたい。

自撮りの習慣がないから着用画像が大観山でのドヤ顔くらいしかない。

RxL Socks メリノウールアームウォーマー&ライトグローブ

腕周りでRxL商品の存在感がじわじわ増えてる。

前回の冬は氷点下でも特に不満なく使えていたおたふく手袋の撥水グローブが、この冬は気温5℃下回った程度でも指先の冷えが気になるようになった。「成長じゃなくて加齢寄りの変化かなあ……」と思いつつ、良いインナーグローブを足せばそのまま使えるんじゃないかと目をつけたのがライトグローブ。メインで想定されている用途のランで使い下ろしたら保温力に感動した。それまで使っていたお◯ふく手袋の蓄熱インナーグローブより薄いのに、少し身体が温まれば指先まで保温してくれる。

(最近有名な人が何人か推してる蓄熱インナーグローブは、相性が悪いのか正直全然効果を感じない……2年前のモデルなのもあるのかな。)

自転車用のインナーグローブとしては残念ながら不十分で、結局ちゃんとした自転車向けの冬用グローブを買い足すことにはなった。それでも冬のランを快適にしてくれる時点でお気に入り。

メリノアームウォーマーの方は、冬用ジャケットの下に半袖インナーを着てアームウォーマーを合わせると体温調節しやすいと覚えたのがきっかけ。オールシーズンのRxLシームレスアームカバーを温存したかったのもある。メリノウールのインナーは自分の走り方だと汗冷えしそうだから避けてたけど、暑くなったら外して嵩張らずにしまえるアームウォーマーならいい感じに暖かさの恩恵を受けられる。

Topeak roadie TT mini

冬自体は関係ないけど、この冬結構お世話になったので。

アレーではボトルケージに土台をつけて携帯空気入れをつけてた。ターマックでは見た目的にも重量的にも土台は使いたくないなあ……っていう見栄から、ツールボトルやバックポケットに入れても邪魔にならないサイズでかつ信頼できそうな携帯空気入れを求めて入手。以前アレーで唯一まともに走行中パンクした時に全然空気が入らなくて苦い思いをしたから、新しく買い替える言い訳も欲しかった。もっとも買ったというか、正確にはクリスマスに乗じて親父殿に買わせた。

届いてすぐ試しに使ってみたら、元々持ってたやつに比べたら体感一瞬で空気が入ってびっくりした。「お守りで済むといいなあ」なんて思ったのも束の間、ターマック納車から3ヶ月で2回パンクを食らった。アレーは2年乗って2回しか路上でタイヤを外す羽目になったことがないのに……

路上の突起を避け損ねた2回目は自業自得として、1回目(伊豆イチの日没後ダウンヒル)(復帰まで待たせた同行者には勿論平謝りした)は完成車付属のチューブが25Cまでなのに対し、タイヤは26Cでリム内幅はC21と実測25mmを超えそうな組み合わせだったのも一因だと思う。アレーのタイヤを路上で外した経験のうち一回は、猛暑の日に倒して地面に置いておいたら空気が抜けてた時。その時まさにタイヤの実測幅がチューブの指定幅上限より太くなる組み合わせで使ってて、後で確認したらチューブが水膨れみたいになってダメになってた。ターマックSL8買ってチューブレス運用する気がないのに路面ガタガタなばかり走る私みたいな人は、とりあえずチューブを替えた方が賢明だと思う。知らんけど。

ターマックは存在感的に別格だから除外。富士ヒルか乗鞍(エントリーできれば)が終わった頃に気が向いたら思いの丈をぶつけるかもしれない。

 

以上、真面目に振り返ると反省しか出てこなそうな2024年冬の記でした。毎年やるのか季節の度にやるのかは分からん。

3月からは平日の自転車練はSSTvo2 maxの組み合わせに切り替えるつもりです。仕事が繁忙期に入るから、12月みたいに早朝1時間半近く実走でゆるゆる走る時間を確保できる気がしない(走らないという選択肢はない)。先述のFTP5倍おじさんのログを拝見するとZwiftでは高強度しかやってないから、結局インドアトレーニングで強くなるにはそれが一番効果的じゃないか疑惑を抱き始めてる。

ヒルクライムの初戦は5月のハルヒルを予定しています。去年ハルヒル・富士ヒルで遅めに申告した結果ペース合う人が全然いなかったトラウマからタイムを結構盛って申請したのを、流石に盛りすぎたかと今更後悔し始めてる。焦点は富士ヒルに当ててるけど、ハルヒルも目標タイムに0.1秒でも近づけるよう頑張ります。